このように わたしは聞いた
罣礙
心をさまたげ あるいは心を覆うものとは
「我」より生ずる思考や意識や記憶である
思考や意識や記憶と「我」とは別ではなく
思考や意識や記憶こそが「我」なのである
「我」が心のさまたげであり覆いなのである
心の罣礙(けいげ) とは「我」だったのである
心無罣礙
「我」から恐怖という思いが生まれるのである
「我」の外に恐怖がある分けではないのである
恐怖とは「我」であり「我」が恐怖なのである
顚倒とは「我」であり夢想とは「我」なのである
心に「我」という妨げや覆いがなくなったとき
恐怖はなく顚倒も夢想も遠く消え去るのである
無常に依りて無我を悟り 般若に依りて無我に到る
それは終極の静やかな安らぎであり涅槃寂静である
心無罣礙についての詩句
或いは 恐怖 顚倒 夢想についての詩句
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