2009年1月29日木曜日

般若波羅蜜多心経 無明


般若心経の無無明亦無無明盡


前置
「亦」「乃至」による二重構文と「無」の位置
などが複雑な文にしています二重構文の理由は
十二因縁が順観と逆観の一対で成り立っている
からですこれらに留意して和訳をしてみました

このように わたしは聞いた

是故空中
無無明亦無無明盡 乃至 無老死亦無老死盡

無無明乃至無老死 亦 無無明盡乃至無老死盡

無 無明乃至老死
無 無明盡乃至老死盡

無明から老死まで無いのです
また
無明が尽きるから老死が尽きるまで無いのです

十二因縁を順観に思考することは無なのです
また
十二因縁を逆観に思考することも無なのです

   (空においては)
   十二因縁を順観にそして逆観に行ずること
   思考することはもとより実体が無いのです

行(行蘊) は本より空です行の例として
十二因縁の順観と逆観を挙げたのです

順観と逆観 亦は 生起と減尽 亦は 流転と還滅

無無明亦無無明盡乃至無老死亦無老死盡についての詩句


正真
仏陀は因縁を順観と逆観に思考分析し
さらには座禅による深い瞑想によって
ついには無常無我涅槃を悟り成道した


順観と逆観と亦と乃至についての詩句

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