2008年12月21日日曜日

仏陀最後の言葉

仏陀の悟り 仏陀の教え

そこで尊師は修行僧たちに告げた。ー
「さあ、修行僧たちよ。お前たちに告げよう。
『もろもろの事象は過ぎ去るものである。怠ることなく修行を完成なさい』
 と。」
これが修行をつづけて来た者の最後のことばであった。
 (大パリニッバーナ経)中村元訳 より

修行僧たちとは、仏陀を敬う人たちである。

『もろもろの事象は過ぎ去るものである』とは、仏陀の悟りである。
無常が仏陀の悟りであった。
悟りとは、この世の正しい見方であり真理のすがたである。

『怠ることなく修行を完成なさい』とは、仏陀の教えである。
それは人が正しく生きて行くための教えである。
教えとは、怠りなく続けて行かなければならないものである。

修行をつづけて来た者とは、仏陀が修行完成者ではなくひとりの人であり。
最後のことばであったとは、二度と声を聞くことのできない無常である。

ブッダ最後の旅 臨終のことば

『もろもろの事象は過ぎ去るものである。怠ることなく修行を完成なさい』

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