般若心経の不生
このように わたしは聞いた
不生不滅と諸行無常
顛倒夢想
人は生まれ必ず死んでゆくこれを無常といいます
生あるものは必ずや滅するこれを無常といいます
生存を常とみるから始めとしての生終わりとしての死をみるのです
自らの生と死をみた人はいません生も死も人が作り出した言葉です
生と滅のあることが無常ではなく生も滅もないことこそが無常です
顛倒夢想
人は一瞬一瞬変化しているこれを無常といいます
朝の我と夕の我は違いますこれを無常といいます
これは輪廻転生です我を常とみているからなのです
生と滅を離れることが無常であり無我なることです
分別し二辺に分けることは個我を常とみることです
顛倒夢想
この世はすべて儚なく哀れですこれを無常といいます
花が移ろい散るのは無常ですだからこそ美しいのです
常に執着するから哀れであり儚いと思うのです
花散る無常を常とみるから美しいと思うのです
常と無常とが顛倒していて無常をみていません
諸行無常
もろもろの事象はただ過ぎ去るものです
時間は共通でもなく一定でもありません
生もなく滅もなく縁起しているだけです
不生不滅についての詩句
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